CONCEPT03.木造住宅に適した耐震構造

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家を強くする工夫・シロアリについて
「バランスの良い家づくり」
>全棟で許容応力度計算を実施
構造計算専門の設計事務所と自社
「二重チェック体制」
許容応力度計算とは、建物にかかる固定荷重や積載荷重に地震などの長期荷重、及び短期荷重を想定し部材(構造部材)の内部に生じる抵抗力を計算します。
その上で、それぞれの部材がそこにかかる応力に耐えられるかどうかを検証するものです。
3階建以上の建築物には必ず用いられますが、2階建て以下の木造住宅は特例で義務化されていません。
ですが、ナレッジライフでは、より確実で安全・ご安心いただける耐震性能にするために全棟で実施をしています。
第三者の構造計算を専門とするパートナー設計事務所と自社でもチェックをし、二重のチェック体制で、より安心できる耐震性能を提供しています。
ナレッジライフの家は、耐震等級2を基本とし、等級3も対応可能です。
※間取りや吹抜け、窓や開口部の大きさなど制限が出る場合がございます。

>弱点の少ない架構
耐震からみる設計と間取りの工夫
木造住宅は柱やはりなどを組合わせて骨組み、構造体をつくります。
その時に重要なのは一階と二階の骨組みの整合性です。力は上から下へ流れますのでその力の流れが無理なく流れて基礎に伝わり地盤に伝わるように設計、間取りを考えることです。
この骨組みを架構(かこう)と呼びこれが良くできているかがとても重要です。
二階の柱や壁の下に一階の壁や柱や壁があるかなどです。図面が有れば見てみましょう。
力の流れがスムーズになるように柱や梁などの骨組を考え、構造材や耐力壁の適正配置などバランスの良い構造になるように設計します。
そうすることで直下率も高くなり、構造的にもより安定します。

もうひとつ大事なコト「 シロアリ対策 」
これらの木材の強度を維持していくことも重要です。
熊本地震について専門家の調査報告書には、倒壊した木造建物の多くが、湿気による腐れやシロアリの被害にあっていて地震の揺れに対して耐えられなかったとあります。耐震等級があってもこれでは壊れてしまいますね。
湿気、腐れ、シロアリの対策は重要です。
シロアリはどこからでもやってきますので対策を考えましょう。
ナレッジライフでも以前は基礎の造り方などでシロアリを防げないかと考えましたが、どうしても完全ではないと分かりました。
当然、それらの工夫でシロアリのリスクは減らせるのですが完全ではありません。
なんらかの対応をするべきと考えます。
現在は住む人にやさしいシロアリ予防剤ができましたのでおすすめします。
ナレッジライフでは、大切なお家の構造木材をシロアリから守り、さらに人体に害を与えない自然素材のホウ酸を使った「ホウ酸防腐防蟻剤|ボロン de ガード」も採用。シロアリ対策からも、お家の高耐久化を行なっています。

まとめ
「地震に強い家を造る」これだけなら簡単に造ることができます。
例えば、できるだけ四角くつくる、壁を多くして、窓を小さくし、材料も多く使う…。
これでは日当たり、風通し、豊かな空間、家族のコミュニケーションを大切にした間取りなどは無視することになってしまいます。
やはり、ほど良いバランスが重要になってきます。大事なのは「バランスの良い家づくり」をすることです。
ここでお伝えしたかったことは耐震等級はもちろん大切ですが等級には表れない見えない工夫も大切なのです。
ですから建築してもらう会社の建築途中の現場は必ず見せてもらいましょう。完成した住宅の見学会だけでは絶対に分かりません。
その見えない所こそ最重要と思いませんか。
どんな材料でどんな工夫がしてあるかを確認しておきましょう。
※仕様や構造などは変更になる場合がございます。ご邸宅ごとに適宜ご提案しております。