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気を付けよう「情報の偏食」

中村勝治 中村勝治

皆様こんにちは。

今日は家づくりを考えている最近の方々の動向に接してみて少し思うところを書きたいと思います。テーマは、気を付けよう「情報の偏食」。

前回のブログで、最近モデルハウス・展示場にお越しになる方々のご質問やお問合せの内容がちょっと偏っているように思うと書きました。

例えば家を性能だけの視点で比較しているようなお問合せが多い。
要は性能を数値化してそれが優れている方が、良い家。という考え方です。

確かに一つの考え方でありそれはそれで良いと思いますが、本来の自分達にとって良い家とは何かの視点が霞んで、分からなくなっている方々も多いように思います。

情報への向き合い方が問われる時代になりました

先日ある新聞の記事を読んでいてまさにその通りだな、これが先ほど述べたことの原因のひとつにあるなと思いました。

それは、SNSなどの氾濫によって最近では
虚偽であっても感情に訴えるものの方が強い影響力を持つ
いわゆる「ポスト真実」の時代と言われるようになったと。

AIによって生成された虚偽の画像や動画も広まり「情報の汚染」はますます悪化している。とも。

東京大学の鳥海不二夫教授は「情報の偏食」について

栄養バランスを欠いた食生活が健康を害するように、偏った主張の情報ばかりに接することの悪影響を指摘しておられます。

新聞記事より一部抜粋です

情報の偏食の背景の一つには「確証バイアス」と呼ばれる、自分の感覚や思い込みなどに沿った情報を取り入れようとする心理がある。しかし、自分の考えや感情を正当化する「心地よい情報」にばかり触れていると、考えが凝り固まり、異なる立場の意見や情報を受け入れられなくなっている。さらに、SNSや検索サイトでは過去の履歴から、使用者が関心のある情報が優先的に表示されるように設計されている。その結果、あたかも自分の考えが多数派で真実であるかのように錯覚しやすい。

※認証バイアスとは、自分の思い込みや偏った考え方に合致する情報だけを集めてしまい、それ以外の情報を無意識に捨ててしまうこと。バイアス⇒先入観、偏り、など。

この記事を読んで、なるほどね!確かに知らないうちにそうなっているな!と実感しました。

それが結果的に展示場にこられる方々の「偏ったご質問」になっているようにも感じました。

記事はさらにこう続きます

情報源は信頼できるのか、具体的な根拠は何かなどの検証は、情報の正否を見定めていく上で重要なポイントとなる。インターネットだけではなく、新聞、テレビ、ラジオなどの情報と比較していくことも大切である。情報に踊らされない良識を磨きたい。ともあれネット情報をうのみにして、安易に拡散することのないように注意を払っていきたい。今、問われているのは情報との向き合い方である。ただ便利さに依存するのではなく、生き方の哲学を持ち、自らが考え、賢明な正視眼を培うことが求められる。  と。

家づくりだけだはなく生活全般にこうした意識が必要だなと強く感じます。

何となく、変な時代だな?と思う事が様々な場面であります。

人の心の変化、時代だからね、しょうがないのかな?などと思っていたのですが。

ナレッジライフは自分たちの信じた家づくりに進んでいこうと思います。

単に時代だから、みんながそうだから、などに流されるのではなく、

「不易流行」「温故知新」といった先人からの知恵(ナレッジ)を大事にして行きたいと思います。

ありがとうございました。

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