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家づくりを考える。|日本人らしい住まいとは…

中村勝治 中村勝治

私も家づくりの仕事に携わって35年以上の時間が過ぎました。

この間、様々な建築家の方々との交流を通して家づくりの考え方などを学ばせて頂きました。

中でも特に影響を受けた建築家は、吉田桂二先生(故人)です。

出会いから約30年以上に渡り、折あるごとに家づくりの考え方などを学ばせて頂きました。一般の方々を対象にした「住まい塾」、建築に携わる我々を対象にした「日本家屋の良さ」「日本の街並み研修」「ヨーロッパ建築の見学視察」などなど…

楽しい思い出がたくさんあります。こうした交流を通して学んだことが今でも我々の家づくりの中にしっかりと脈打っております。

今回は、その吉田桂二先生を偲びつつ、先生の著書より少し抜粋をしてみたいと思います。

日本人らしい生活空間とは…

著書「納得の間取り、日本人の知恵袋」日本人らしい生活空間とは・・からです。

「日本人の住まいはウサギ小屋か?」

しばらく前にある外国人が日本の家を見て、「日本人の住まいはウサギ小屋のようだ」と、言ったということが伝えられました。この言葉を聞いた日本人の反応は、こうだと思います。

「やっぱりそうか。日本は先進国の仲間入りをしたが、住まいのレベルは、まだまだお粗末なのだ」と。

この話を通して吉田先生は、この外国人は実際に日本の一般的な家屋をつぶさに見てはおらず、多分通りすがりの乗り物の中から、町や家を眺めての感想だろうと。

アメリカの家は、確かに大きく平均的に70坪ほどあり、これは世界でも特殊であると。ヨーロッパでは、一戸建て住宅に住む人よりも、マンション、アパートに住む人の方が、圧倒的に多いので、マンションやアパート全体をみれば大きな建物に見えてしまう。でもその中の一戸はそれほど広くはなく、日本の家よりも、小さい家に住んでいる人は多いと。

そして先生はこう書かれました。

「日本の家は、世界的に見ても、けっして狭くはない。」と。

家全体の大きさは狭くはない…ただ、日本人の暮らし方や考え方に少々課題があり、これらの点について様々な提案をされています。

例えば、間取りの考え方…収納の考え方…家具の考え方…などなど様々です。これらは今でも決して色褪せることのない基本的な考え方であると思っております。

次のブログからこれらのことについて、少しずつ書かせて頂きたいと思います。

※弊社お施主様宅

※こちらの写真は、吉田桂二先生に師事し建築設計に従事された小林一元 氏による設計。提唱された理念や技術は、現在日本の第一線で活躍する建築家にも多大な影響を与えている。

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