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家づくりとサスティナブル。

中村勝治 中村勝治

温故知新|100年住み継いでいける先人たちの技術がつまった住まい。

「温故知新」という言葉が思い出されました。

ご依頼いただいているリフォームの現地調査に同行し、調査をしていく中で「そうだよな!」と改めて感じた感想です。

温故知新とは、「古きを温(たず)ねて新しきを知る」、昔の出来事や教え、過去にあったことをよく調べ、学び、そうして得られた知見を活かして、新たな知識を得るという意味です。

現地調査をしたお住まいは築64年。

今回は、床下・土台など家の骨組みを点検しました。

床下と土台周りを見てびっくり、「これ、本当に64年前の家・・・?」と思うくらい、部材一本一本がきれいな状態でその役割をしっかりと果たしていました。 

その次は2階の床組、これもまた綺麗な状態でした。

丈夫な松材を使用しがっちりとその家を支えていました。

この家はここでリフォームをすれば、

「ここからまた100年でも住み継いでいけるのだな」

と実感しました。 

ナレッジライフの新築住宅を建設する時に大切にしている事がいくつかありますが、それらが、いかに重要なのかを改めて教えられた思いです。

家を構成する部材、構造の在り方とそれらを守る事、快適な住環境、色々とありますが、30年、50年後もしっかりとそこに存在し続けることのできる住まいを提供していることに、ちょっと誇りと自信を感じた一日でした。

そこで思い出した言葉が「温故知新」。

ナレッジライフの提供してきた住まいは正にそこから出発してきました。

骨組みである構造材の耐久性を維持する工夫の中には、昔からの大工さんの知恵やできるだけ無駄なエネルギーを使わないような工夫(冬や夏はエネルギーが必要ですが)があります。しかし、時代の流れというか風潮といいますか、「こうあらねばならない」的な事がたくさんありますね。

でも本質はどうあるべきか、どうすべきか、は皆様のご判断にゆだねられております。

日本の住宅は、その土地土地の気候風土と時間が共に作り上げた住まい。

以前尊敬する建築家の方がよくおっしゃっていたことを思い出します。

それは「全国を旅するとその土地、土地で家の造りが違っていて面白い」

というお話でした。

その土地の特有の気候や風土が時間と共に作り上げてきたものを感じると。

その建築家の方は、これらのお話を多くの書籍として残してくださいました。

でも最近の住まいはどこへ行っても同じような家になったように思います。最近盛んにいわれている断熱性や耐震性やメンテナンスの掛からない家・・・などなど。どれも大切な要素ですが何か忘れさられてしまったものがあるような気がしてなりません。

このままでは全国どこへ行ってもみんな同じ家。

これがゴールなのでしょうか。少々寂しい思いです。

私たちナレッジライフはここに挑戦をしてみたいと思っております。

築64年経った住まいのリフォームから教えられた思いがあります。

「温故知新」の言葉をもう一度深く考えてみます。

長く住み継いでいける家づくりにこれからも取組んでまいります。

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