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SNS時代に求められる私たちが身につけるべきリテラシー(情報を読み解く力)とは?-家づくりのいろは-

中村勝治 中村勝治

先日ある本を読んでいましたら、ふと目にとまった興味深いお話がありました。少しご紹介いたします。

お話をされているのは、京都大学大学院教授の佐藤卓己先生です。

「SNS時代」に求められる、あいまいな状況に耐える力・・・とありました。

以下、本文より抜粋させていただきます。

―――――――――――――

SNSは今、新聞やテレビと並び、日常に欠かせない情報収集手段です。こうした「SNS時代」に私達が身に付けるべきリテラシーとはなんでしょうか?

新聞や雑誌、テレビなどが中心だったこれまでの「マスコミ時代」は、情報の「受け手」と「送り手」が明確に分かれていた時代です。送り手の役割を担うマスコミからの情報は、「正しいか間違っているか」が決定的に重要でした。

例えば新聞では、取材で得た情報や意見が記事になる過程で、複数人の目を通ります。

情報の「裏付けがあるのか」「表現は適切か」といったチェックが入ることで、発信される情報にはある程度の‘品質“が保たれてきました。

一方の「SNS時代」では、誰もが受け手にも、送り手にもなることができます。

これが意味するのは、情報をチェックする「ゲートキーパー(門番)」がいないということです。

個人が直接、思いついたことを、つぶやくように、‘情報“として発信します。それは、他人の目を経ていないので、そもそも信頼度は低いわけです。

しかし、元来、SNSは人と人とが“つながる”ことに価値を置く「接続依存型のコミュニケーション」ですから、情報が真実であるかどうかは重視されません。コミュニケーション(つながっていること)それ自体に満足をするので、内容が矛盾していたり、意味をなしていなかったりしても、当事者は心地良ければ、それでいいのです。

つまり、SNSの情報は「あいまい」であることをまず認識することが大切です。また、SNSに限らず、デマや流言は社会にあふれているという現実を受け止めることです。

それが一つもない社会とは言論統制された社会ですから。

今、特にSNS
には真意不明な情報があふれている中で、それらを「正しく」読み取ろうとするのは不可能なことです。では可能なことはなにかというと、そうしたあいまいな情報の中で「拙速に判断をしない」ことであり、「その状況に耐える」ことです。

真実か、正解かをぎりぎりまで決断しないといった「耐える力」が現代にもとめられるリテラシーの本質であるといえます。

人間は、未知の事柄に直面すると、早く理解し、安心したいという欲求に駆られます。

でも私たちは、耐えることで、得るものがあることも知っています。

・・(一部飛ばします)

「あいまいな情報」に対しても、遅延的な効果を信じることが大切です。

即断しようとする欲求に耐え続けることで、やがて誤った情報は淘汰され、自分自身の考えもまとまっていきます。

以上

今回はここまでにしますね!

皆様はどのよう感想をもたれるでしょうか?

私たちナレッジライフの情報発信も心してお伝えしていきます

私たちナレッジライフもブログやYouTube、Instagram(インスタグラム)などで様々なことについて情報発信をすることがありますが、心してしっかりとお伝えしないといけないと改めて思いました。

家という買い物は、人生で一番高価な買い物になると思います。それに関しての情報発信はとても責任が重いのだと心得ていないといけないと。

上述の先生の話にあったコミュニケーションツールとしての使い方はあるとして、これが「正しくて」これ以外は「悪い、だめ」などの表現は思慮深く発信しなければいけない。結局は「自分達のやっていることが正しい」とのプロパガンダ(広告)的な伝え方になっていてはいけない、そう感じました。

このことはもう少しお話したいので、次の機会にでもまたお話をさせていただけましたら幸いです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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